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ジャンル 地方政治・地方自治  

日本のローカルデモクラシー

ヒジノ ケン・ビクター・レオナード著 石見 豊訳

定価2,750円/本体2,500円)
A5判上製本176ページ/ISBN978-4-7556-1282-4

・自治とデモクラシーの意味を問い直す
・分権改革で地方政治はどう変わったのか
・地方議会,改革派首長,地域政党はどうあるべきか
・地方政治活性化のためのシステムデザイン

本書は,議会不要論のような絶望的な声に応えようとする。日本のローカルデモクラシーは中央集権によって阻害されているだけでなく,地方自治の制度設計自体が足かせになっていることを指摘する。また,近年,多くの自治体で実践している住民自治向上の諸策である議会基本条例や,改革派首長による住民対話,直接民主参加の拡大などが必ずしも有効に機能していないことも指摘する。これらを踏まえ,日本の住民自治の転換をどう実現するのか,いくつかの可能性を探る。住民統治の価値を信じる人びとにとっても,その限界に失望している人びとにとっても,既存のシステムの不整合を理解しローカルデモクラシーの再設計を考える一助となろう。

序 章 民主主義なき分権改革
第1章 地方自治と民主主義の理論
第2章 日本の中央地方関係と分権改革
第3章 地方議会とローカルデモクラシー
第4章 首長とローカルデモクラシー
第5章 政党とローカルデモクラシー
終 章 ローカルデモクラシーと分権の教訓

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