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ジャンル 政治学

近代日本の革新論とアジア主義
−北一輝,大川周明,満川亀太郎らの思想と行動−

クリストファー・W・A・スピルマン著

2,970円/本体2,700円)
A5判上製本352ページ/ISBN978-4-7556-1274-9

大正デモクラシーの時代に生きた北一輝,大川周明,満川亀太郎,鹿子木員信ら猶存社同人は,天皇を中心とした全体主義国家の実現を提唱し,欧米諸国から支配されているアジア解放の理想に燃え,日本に迫りつつある危機に立ち向かおうとした。こうした歴史の波に翻弄された熱き思想家たちの生涯とその行動に迫る。著者は長年にわたる近代日本の政治思想史研究を通して,未公開の一次史料の編纂などに取り組んできた。本書は近代日本史研究の結晶といえる。

第1章 北一輝の思想とその変遷
第2章 大川周明のアジア解放の夢
第3章 満川亀太郎のアジア主義と日本改造
第4章 鹿子木員信の皇国アジアーその思想的特徴を中心にー
第5章 平沼騏一郎の政治思想と国本社ー皇室観を中心としてー
第6章 汎スラブ主義とアジア主義の比較研究
◎付論/河野広中,満川亀太郎関係文書(日記・書簡)解題など
◎史料/北一輝と猶存社に関する一次史料初公開ー岩田富美夫尋問調書ー

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