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ジャンル 写真集・エッセー

こだわり令子の粋な味・乙な味・通な味ぐるっと漫遊記
−技と心と風土が育てたこの味・あの味−

トラベルキャスター・津田令子著

定価1,540円/本体1,400円
四六判並製本/250ページ/
ISBN4-7556-1227-5

そんじょそこらのグルメ本とは大違い。プロが選んだ83店。
日本全国数千カ所を訪ねた旅のプロがとっておきの味を紹介します。
味のつくり手の心と技がみえてくる、街の風情と風土が伝わってくる、イラスト満載で楽しくてうんちくがぎっしり詰まった本。
トラベルミステリーの巨匠・西村京太郎氏推薦

第1章 あの人ゆかりの味を訪ねて−出会いが紡いだこの逸品−
 所在地  店名    品名
1 神田  神田まつや ごまそば
2 神田  松栄亭 洋風かきあげ
3 神田  竹むら あわぜんざい
4 神田  万惣 ホットケーキ
5 京橋  Tea room Georgette ミックスサンドイッチセット
6 音羽  群林堂 豆大福
7 神楽坂 紀の善 抹茶ババロア
8 亀戸  船橋屋 くず餅
9 向島  長命寺桜もち山本や 桜もち
10 柴又  高木屋老舗 草だんご
11 横浜  ドルフィン ドルフィンソーダ
12 葉山  葉山日影茶屋 日影弁当
13 湯河原 喜かく 天ぷら御飯
14 湯河原 小梅堂 きび餅
15 福井  三井屋 おろしそば

第2章 名物の味を訪ねて−「名物にうまいものなし」といわせないこの名品−
1 八戸  ウェルサンピア八戸 せんべい汁鍋定食
2 妙高  石田屋 妙高の笹寿司
3 伊香保 大澤屋 楓セット
4 伊香保 勝月堂 湯乃花饅頭
5 前橋  原嶋屋総本家 焼きまんじゅう
6 熊谷  堀内製菓 五家寶
7 川越  うなっ子 いも重
8 千葉  ウェルサンピア千葉 朝食バイキング
9 深川  割烹みや古 深川めし
10 江ノ島 とびっちょ 生しらす丼
11 熱海  ウェルハートピア熱海 鯵の酒潮汁
12 御前崎 マルワ 釜揚げしらす
13 信州大町 柴田製菓舗 初霜
14 福井  えがわ 水羊かん
15 立山  ウェルサンピア立山 しろ海老の唐揚げ
16 熊野  こだわりさんま寿司の磯甚 さんま寿司
17 熊野  喜楽 めはりずし

第3章 町おこしの味を訪ねて−地元ならではのこの一品−
1 前橋  かつ政 ロースとんかつB定食
2 高崎  シャンゴ シャンゴ風スパゲッティ
3 館林  館林うどんうどん本丸 なまず天ざる
4 笠間  門前稲荷寿司二ツ木 くるみ稲荷ずし
5 龍ケ崎 レストランアトム 海老クリームコロッケセット
6 熊谷  熊たまや 肉ねぎつけ汁うどん
7 川越  紋蔵庵 つばさかりん
8 行田  かどや ゼリーフライ
9 富津  いそね はかりめ丼セット
10 荒川  お好み焼き千本松 特製ミックスもんじゃ
11 富士吉田 白須うどん かけうどん
12 松崎  梅月園本店 さくら葉餅
13 裾野  カフェ・ド・ガーデン すその水ギョーザ
14 御前崎 御前崎グランドホテル 御前クエフルコース
15 御前崎 あらさわふる里公園 夢咲牛バーベキュー
16 信州波田 善秀 善秀スイカ
17 開田高原 おんたけ有機合同会社 とうもろこしのゴーフレット
18 乗鞍  乗鞍うまいもの工房 番所きゅうり
19 熊野  熊野倶楽部 太陽の恵みカラマンダリン
20 御浜町 すぎもと農園 完熟みかんしぼり

第4章 名店の味を訪ねて−主人の心と技が育てたこの絶品−
1 大船渡 さいとう製菓 かもめの玉子
2 仙台  村上屋餅店 づんだ餅
3 秋保  主婦の店さいち 秋保おはぎ
4 伊香保 豆腐茶房だんだん おばさんの秘密のおまかせランチ
5 四万温泉 高田屋菓子舗 おいらんふろう濡甘納豆
6 高崎  ガトーフェスタ・ハラダ グーテ・デ・ロワ
7 高崎  モミの木 バナナパイ
8 前橋  旅がらす本舗清月堂 旅がらす
9 栃木  油伝味噌 田楽盛り合わせ
10 日立  運平堂本店 大みか饅頭
11 人形町 柳屋 たい焼き
12 飯田橋 いいだばし萬年堂 御目出糖
13 高輪  松島屋 豆大福
14 千早  長府屋 お多福豆
15 目白  志むら 九十九餅
16 中丸町 中野製菓 黒糖かりん糖
17 板橋  合格屋 大学いも
18 上中里 平塚亭つるをか 焼きだんご、あまだんご
19 湯河原 和菓子処味楽庵 みかん最中
20 信州大町 岩魚郷北条屋敷 満月巻
21 信州大町 柴田製菓舗 紅花いんげん蒸し羊羹
22 信州飯島 ふるさとの味いいじま 手作りゴマせんべい
23 開田高原 開田高原アイスクリーム工房 ブルーベリーヨーグルトソフト
24 安曇野 宮本屋 義民の里
25 飯田  いと忠 いと忠巣ごもり
26 乗鞍  休暇村乗鞍高原 信州牛ステーキ
27 福井  ヨーロッパ軒総本店 ソースカツ丼
28 三国町 和菓子処大和甘林堂 鶯餅
29 三国町 酒万寿処にしさか 酒まんじゅう
30 熊野  お菓子のいえナガシマ たい焼き
31 紀北町 又吉屋商店 玉ねぎ入り天ぷら

付録 粋な味・乙な味・通な味日記帳

津田令子(つだ・れいこ)
旅の楽しさを伝えるトラベルキャスター。日本全国を星の数ほど駆けめぐり,テレビやラジオ,講演,執筆などで旅の魅力を発信しつづけて今年で22年目をむかえる。NHK学園やNHK文化センターで「津田令子の旬な旅・味な旅」を開講している。仕事でもプライベートでも街歩きを楽しみ,美味しい味を探し求めている。

まえがき

 旅の楽しさを一人でも多くの方につたえたくて,「トラベルキャスター」として「旅を仕事」にしてきました。旅とはたまに行く非日常的なものです。しかし,わたしはそれを日常にしてから今年で22年目を迎えました。この間,旅先での感動をマイク片手に,NHK総合テレビ「こんにちはいっと6けん」で19年間つたえてきました。また,ラジオ,講演,執筆などでも旅の楽しさを発信してきました。関東甲信越静だけでも,のべ2000カ所以上も旅してきたことになります。
 日本各地で数えきれないほどの素晴らしい人に出遭い,めったに見せてもらえないものを見学させていただき,なかなか訪ねられない場所へ案内していただきました。そのなかで,地元に根付いた「ならではの味」や,お店のご主人が心と技をこめて丹精につくりあげた「ここだけの味」,さらには地元の食材を生かし「食で町おこし」をなしとげてしまった話題の市町村の味など,自慢の「食」「味」「お土産」をいただく機会に恵まれました。なかなか口にできない貴重な味もありました。それらのたくさんの忘れられない「食」や,とっておきの「味」などを記した取材ノートはすでに10冊を超えています。しかし,それらはバインダーに綴じられてはいるものの,忙しさにかまけて整理はなかなかはかどりませんでした。「そうだ,一度きちんとまとめてみよう」と思い立ち,テーマごとに並べ変えてみたり,店のマッチや箸袋を整理してみたりしているうちに,これまでの経験を活かし,「食」「味」「お土産」との出会いを「人」そして「風土」を通して語る1冊の本にまとめることを思い立ちました。しかも,「粋」で「乙」で「通」な味ばかりを厳選することにしたのです。それが本書というわけです。
 今回紹介させていただくのはこれまでの取材のほんの1部ですが,こだわりをもって選んだものばかりです。その思いをそのまま書名にしました。『こだわり令子の粋な味・乙な味・通な味ぐるっと漫遊記』です。女性としての繊細さ,優しさを意識しつつも,おおいにわがままに,そして大胆・果敢に,さらに徹底的にこだわって品揃えをしてみたつもりです。思い入れが強すぎて,「地域的にかたよってるんじゃないの〜」とか「なんで〜あの店が入ってないの〜」などのご不満があるかもしれません。そこはあくまでも「こだわり令子」が「徹底的にこだわった結果」とご理解いただければ幸いです。
 掲載した品は3つの視点から選ばせていただきました。
まずは,「大切な方に贈って喜ばれるもの」。ひと様に贈り物をするときにご苦労されたことってありませんか? 値段が高けりゃいいっていうわけでもないし,パッケージも含めた見た目の良し悪しだけで決めても不安だし,そうかといって「何がお好きですか」と相手にお聞きするのも失礼ですし……などと考えあぐねてしまわれた経験ってきっとありますよね。
つぎに,「店のご主人の心のこもった技が感じられるもの」です。素晴らしい一品に出合えたとき,これほどまでに心にしみる品を作るご主人ってどういう方なのかしらと思わされます。そう思わせる技ってすごいと思うんです。その時点でご主人のとりこになってしまうわけ。そういう技をもったご主人の味にこだわってみました。
 最後は,「もう一度食べてみたいと切に思うもの」です。切に思わないものは選んでいません。きのう,朝から原稿を書いていたら,甘いものが食べたくなりました。というより,できればモミの木のバナナパイが食べたいなと思ったのです。そうこうしているうちに,どうしてもモミの木のバナナパイが「切に」食べたいと思うようになってしまったのです。都内ならまだしも,モミの木のある高崎までは,住まいから100キロちかくあるんです。でも,車でビューンと行ってしまいました。友人からは,「あなたってほんとに暇ね〜 考えられない」,といわれる始末。どうぞみなさんもとことん呆れてくださいね。
 こうした「こだわり」で選んだ「粋」で「乙」で「通」な味を,ゆかりの店・名物・町おこし・名店の4つの章にわけて紹介します。
 第1章「あの人ゆかりの味を訪ねて」では,人と人の出遭いから生まれたあの味この味をとりあげます。あなたとの出遭いになってほしい味ばかりです。
 第2章「名物の味を訪ねて」では,「名物にうまいものなし」とはいわせない,絶妙にして繊細かつ大胆な品をご賞味ください。
 第3章「町おこしの味を訪ねて」では,地元の風と香りと風情を感じながらの味を満喫していただけるはずです。
 第4章「名店の味を訪ねて」では,確かな技がキラリと光る,名人が育んできたさえわたった絶品から,お店のご主人のこだわりを感じとっていただけたらと思います。
 この本をお読みいただいて,「食べてみたいわ」「今度,買ってみようかしら」「大切な人に贈ってみたいな」との思いをいだいていただけたら望外の喜びです。皆様の「食」「味」「お土産」選びに役立てることを願ってやみません。


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