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ジャンル 経済史

フランスの経済発展と公企業
ーフランス電力公社の成長と構造変化ー

熊倉 修著

定価3,850円/本体3,500円
A5判/406ページ/ISBN978-4-7556-1225-1

経済の広範な分野に政府が関与するフランス型経済モデルは,世界の自由経済化とEU市場統合のながれのなかで,いったいどのように変質していったのか。フランス電力公社(EDF)を事例として取り上げ,設立から現在に至るまでのEDFが経済に果たしてきた役割を概観し,EDFの特徴的な企業統治構造とその機能がどのように成立し,またどのように変質していったかを解明する。戦後におけるEDFの発展過程から制度と経済の相互依存関係を考察する。

序 章
第1章 フランスにおける電気事業の発展と国有化
第2章 原子力産業育成政策におけるCEAとEDF
第3章 フランス電力公社の料金理論と政府規制
第4章 ミッテラン政権期フランス電力公社の経営と労使関係
第5章 EUの電力市場自由化とフランス電気事業の構造変化

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