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ジャンル 政治学

カバー写真 アメリカの政治と憲法

シリーズ名 RFP叢書12/シリーズ「政治学のリサーチ・フロンティア」

大沢秀介著

定価3,738円/本体3,398円
四六判/301ページ/ISBN4-7556-1089-3

ソ連の解体にともなう両極対立の終焉によって,アメリカは,世界における唯一の超大国となった。しかし,世界国家としての発展途上国に対する軍事的・経済的援助の重圧と,経済が下降線をたどるのなかで,アメリカ政治はいま新しい時代にふさわしい政治理念の模索を続けている。これまで,アメリカ政治が重大な転換期に直面したとき,つねにみられた一つの動きは,政治の根底にある憲法を根本的に見直す作業を行うことである。現在のアメリカの憲法学界においても,同じように憲法を理論的に問い直すいくつかの試みが企てられている。本書は,最近新たな憲法理論として提唱されている共和主義的憲法理論をとりあげて,アメリカの憲法理論がどのような形で政治をとらえ,将来の政治に方向づけを与えようとしているのかを検討し,アメリカ政治と憲法との関係を描写する。

第1部 新たな憲法理論の胎動
第1章 共和主義的憲法理論の構想
第2章 共和主義的憲法理論の位置づけ
第2部 共和主義的理論の具体的展開
第3章 制定法解釈と共和主義的理論
第4章 マイノリティの投票力の希釈と市民的共和主義

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